福井)粘って合格! ジネンジョ入りそば発売 おおい町


(朝日新聞2015.1.16から)


おおい町の第三セクター名田庄商会では、特産のジネンジョを使った恒例の「合格そば」の販売を始めた。合格の「ご(5)」にちなみ、滑らない箸など5点をセットにしている。


 おおい町では年間約4・5トンのジネンジョを栽培。名田庄地域は寒暖差が大きく、甘みと強い粘りのあるジネンジョが人気を集めている。同商会は元気に受験を乗り切ってもらおうと1989年から毎年、「合格そば」を販売している。

 今年は五角形の箱を用意。ジネンジョ入りのそば5食分とクッキー5枚、滑り止め加工を施した五角形の箸、必勝はちまきが入っている。また名田庄地域は平安時代の陰陽師安倍晴明とのゆかりが深いとされ、星形の五芒星(ごぼうせい)が描かれたお守りも入っている。


 毎年、県内だけでなく京阪神や中京地域からも注文が相次ぎ、春にはお礼の手紙やはがきも届く。林好和課長は「体調を崩さないよう気をつけて、粘り強い力を発揮してほしい」と話している。


 3月20日まで。送料と税込みで4千円(あきない館店頭では3500円)。問い合わせと注文は名田庄商会(0770・67・2272)へ。